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symbol-sdk-typescript-javascript 0.20.0のbrowserify版をリリースしました。
NEM Symbol (server 0.9.6.1対応)ライブラリのbrowserify版をリリースしました。
symbol-sdk-0.20.0.js
catbuffer-typescript.0.0.20.js
githubにソースコードのアップロード
https://github.com/xembook/nem2-browserify
AWS S3にライブラリのアップロードを行いました。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/xembook.net/nem2-sdk/symbol-sdk-0.20.0.js
それほど大きな仕事量ではありません。新しいバージョンが出れば定期的に継続的に行なっています。
なぜbrowserify(ブラウザ対応化)が必要なのでしょうか?
symbol-sdk-typescript-javascriptはTypeScriptという言語で書かれています。またNode.jsという環境で動作させるため、そのままブラウザ上で動かすことはできません。また、JavaScriptとTypeScriptの開発者は合わせて1000万人と言われていますが、Qiitaの登録ユーザー数の割合を見てみると70:3ぐらいの開きがあります。
簡単と言われているNEMですが、開発者数が少ないのでは話になりません。またNode.jsというサーバー環境を整えるまでもなく動かせるのがNEMの強みです。また、プログラミングを専門としないその他の業界のスペシャリストからも注目を集めやすいプロットフォームですが、NEMは他のブロックチェーンと比較してもまだ実績が少なく、採用を検討している技術者の心理的ハードルはできるだけ低くしておいたほうがよいと考えます。
ですので、browserify版としてsymbol-sdkをHTMLからファイル名を指定するだけで使えるようにしました。より多くの開発者がNEMに触れてその可能性を感じてくれることを切に願って。